はじめに
「ピンチはチャンス!」
自衛官時代によくそう言われました。
私は決して特別なパイロットでもなく、操縦技量が格段にあったわけでもございません。
やはり、様々な失敗や誤解などがありました。
その中で言われた言葉は「ピンチは、チャンス!」
先輩は、そう教えてくれました。
今、産経新聞の「誤報騒動」により色々な意見等が出ております。
まさに今の産経新聞は「ピンチ」しかしながら、これを視点を変えればチャンスになるかも!?ということの話をしたいと思います。
「物事については、様々な角度から見てみなさい」と言われた昔の気持ちになってブログを書きたいと思います。
ピンチはチャンス!
もし今、ピンチの方は気休めに読んでいただいてはいかがでしょうか?
ことの騒動
まず、この騒動の発端については産経新聞の記事に始まります。
現在では記事は削除されているため、全文は読むことはできないがこのような書きぶりであった。
当初、この記事については奥様のSNS投稿にも以下のようにありました。

個人の特定ができるため、一部伏せています。
赤字のアンダーライン部の翻訳は「夫は自らの心に従い救助のために車を止めました。地元の日本人男性を引っ張り出させ命を助けました。そして私の最愛の夫は車に轢かれたのです。」という訳みたいです。
自衛隊も米海兵隊トルヒーヨ曹長の回復を願う
【米海兵隊キャンプ・コートニー】
12月1日早朝、沖縄県の高速道路にて車6台がからむ多重事故が発生しました。
現場に居合わせたキャンプ・キンザー(浦添市)に勤務するトルヒーヨ曹長は、後続の車両にひかれ意識不明の重体となりました。トルヒーヨ曹長はサンディエゴにある医療施設で入院中ですが、家族の意向もあり、病状の詳細は明らかにされていませんが、回復までにはまだまだ時間がかかるそうです。
今回、陸上自衛隊第15旅団の陸曹を代表して、第51普通科連隊最先任上級曹長の平良准尉が、「第15旅団の隊員一人ひとりがトルヒーヨ曹長の少しでも早い回復を願って千羽鶴をおりました。どうぞ受け取ってください」とトルヒーヨ曹長の上司である第9施設大隊のロペス最先任上級曹長に千羽鶴を手渡しました。
また、那覇駐屯地曹友会会長の保良曹長は「同じ国を守る同志として、トルヒーヨ曹長の勇敢な行動に感銘を受けました。
早期回復を願います」と述べるとともに、海上自衛隊那覇基地上曹会および航空自衛隊那覇基地准曹会から預かったトルヒーヨ曹長に対するメッセージを第3海兵兵站群のグラハム最先任上等兵に渡しました。自衛隊から贈呈された千羽鶴と米海兵隊
自衛隊から贈呈された千羽鶴と米海兵隊
第三海兵遠征軍の曹長を代表して、マルケス最先任上級曹長は、「今回、トルヒーヨ曹長のために、自衛隊のみなさんが、このように素晴らしい心温まるお見舞いをしていただいたことを、光栄に思います」と感謝の言葉を述べました。
自衛隊からは、同じ国民を守る同志として、トルヒーヨ曹長の回復を願いますとの言葉を頂きました。。
事態が変わったのが、2/8の産経新聞の記事である。
横転した車両に乗っていた日本人男性が代理人の弁護士を通じ「米軍関係者に救助された記憶はない」と説明したとのことで
ということで「救助を伝える曹長の夫人のフェイスブックや米NBCテレビの報道を確認。
「米海兵隊には取材した」情報を元で記事を書いたものと考察されます。
高木桂一記者
この仕事柄、実は高木桂一記者については何度かお会いしたことがある。
沖縄のことは非常に熱心であり、新聞記者として他の報道機関が捉えてない新しい切り口で報道をするんだ!という気持ちが強い記者でした。
よって沖縄新聞大手2紙が取り上げないようなことであったり、沖縄の様々な声を届けようとする非常に素晴らしい記者であると思っています。
ただし、今回の記事については結果的に「事実と異なる報道」をしたことについては、本人についても反省をしていますし、産経新聞としても謝罪文を掲載しております。
新聞による誤報の影響
新聞という報道機関につきましては、非常に大きな影響力を持っています。
その中で今回の誤報(誤記)がどうであったのか、確認したいと思います。
記事が誤報であったのかどうかはわかりませんが疑惑については
このように、いつの時代も誤報や誤記と呼ばれるものについてはあります。
ミスとバイオレーション
航空業界で「ヒューマンエラー(人間のミス)」を勉強する中で、「スリップ」「ラプス」「ミステイク」という失敗と「バイオレーション」という考え方の話をします。
今後、どこかでこのことを詳しく説明しますが、今回については軽く説明します。
「スリップ」「ラプス」「ミステイク」については、「人間のうっかりミスが事故につながる」というようなもので、「バイオレーション」とは、「意図的に規則違反を続け事故」に繋がるという考え方です。
捏造と誤記事についても同じようにその性質は異なるのではないかと思っています。
今回は、「曹長の夫人のフェイスブックや米NBCテレビの報道を確認し、米海兵隊に確認」という形でとった。」思い込みや裏付けを後から考えると、警察などに対し更に必要であったと思うがその時は至らなかった。
捏造はその性質とは異なり「意図的にウソの記事」を書くことです。
私の感覚的なものになりますが、今回については「意図的な捏造」ではなく「失敗」ではないかと思います。
ピンチはチャンス
今、産経新聞はピンチです。
しかしながら、チャンスです。
これはおそらく新聞社としてどうするかが大きなポイントとなると思います。
高木桂一新聞記者の左遷や解雇という形は、簡単でしょう。
しかしながら、会社のために動いた人間を淘汰することだけでいいのか。
政治の世界でも「辞めます。辞めさせます。」という責任の取り方より「もう一度、信頼を取り戻す記事を書け」という方が、高木桂一記者にとっても大変なことであると思います。
しかしながら、その壁を乗り越えた時に「産経新聞」としての価値がより上がるものだと思います。
紙面謝罪という形で謝罪をし、沖縄タイムスと琉球新報についてもそれを了承したと思います。
「一度失敗した人間は強い!」
産経新聞に対する信頼が低下した問題等につきまして、今後は産経新聞社内の判断になると思います。当然、社内処分については必要だと思いますが、その処分の仕方についてはご配慮していただきたいと思います。
アメリカでは会社を倒産させた人でも計画さえ良ければ銀行も投資をたくさんするそうです。その理由は「一度失敗した人間は同じ失敗をしない」ということで、新規の人よりも信頼してもらえるという話を聞きました。
日本の企業として産経新聞が、より地位を確立するためにもご配慮していただきたいと思います。「記事の失敗は、記事でしか取り返せない。」当然、高木記者については、ここまま沖縄で記事を書いていくことは、当人としても苦しい環境になるとは思いますが、現代の「解雇または左遷すれば良い。」状況から一歩前へ進めてほしいと思います。
皆様拡散頂きありがとうございます!
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在日米軍の沖縄との交流

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