辺野古住民は、受け入れを賛成しているのか
辺野古商工者工業組合 理事(元会長)飯田昭弘は、開口一番に教えてくれた
「辺野古の人は、米海兵隊キャンプシュワブに基地機能移転について賛成ではない。
それは当然のことであり、戦争はいらない。
基地もいらないという。
しかしながら、沖縄を取り巻く環境、日本を取り巻く環境から現在の日本において、米軍基地が沖縄に必要なことは認識している。」
飯田氏は、落ち着いた口調で引き続き説明をしてくれた。
「現在、普天間飛行場SACO合意のもとキャンプシュワブへ基地機能の移転を進めている中で、基地を移転することが決まり、それを賛成してるとは言えないが、辺野古の将来のことを合わせて考えてもらえるならば、容認をするということだ。」
重ねてこう言った。
『今まで辺野古は、来てくれと言ったことはない。ただ、今の情勢と「普天間問題」が解決すること』
と生まれ育った辺野古が活性化を考慮に入れてくれたからこそ受け入れをするのだ」と語ってくれた。
辺野古地区の決断
現在は、市街地上空を飛行する経路もあるので、基地機能移転した場合は辺野古住民の上空を飛行しなくてよくなる。
当時の副市長は、辺野古の人数を減らすために、「大学を作る」「特区を持ってくる」などの施作を考案した。
また、名護市の方向性を見出すために名護市における東西格差を解消するために尽力された。
市長になられた後は「名護市のそして辺野古の100年の未来」を形にするべく、平成11年閣議決定を受けて示された
「北部振興並びに移設先および周辺地域振興に関する基本方針」(ここをクリック)
を受け
平成16年3月に「移設先地域生活環境整備計画策定事業」として作成された。
辺野古住民に不満
辺野古の住民は、約60名程度いるがその中で反対をしている人は、3~5名程度ではないかと飯田氏は言う。
何故ならば、基地反対派の行動によるところが大きいと言う。
数多くの方が辺野古の住民の方の生活圏には入ってくる。
コンビニエンスストアにもトイレだけ借りていく。
大きな集会があるときは、路上駐車がひどく、
「公園の入り口前だから、そこに駐車しないでくれ」と注意をすると
「お前の道か!?お前たちにためにやってる」と脅されたりする。
再び書くが、辺野古の人達は、「街づくりを合わせてしてもらえるのであれば、容認する」
それを心無い方が「金で心を売りやがって」そのような言葉をかけられる。
先に書いた「移設先地域生活環境整備計画策定事業」に基づき、下水工事も防衛予算で整備されるはずであった。
市長が変わり「防衛予算はいらない」となったため、下水工事は実施されることはなかった。
多くの反対派が活動をして行く中で、メディアの調査によると活動家の約70から80パーセントの方が県外の出身者であった。
それを報道したのは産経新聞のみであったらしい。
辺野古の問題を正しく捉えるならば、地元の方とも話をしてみたり、様々な角度と経緯を調べてみるのはいかがであろうか。