航空優勢とは
講演会の内容を小出しにして第10弾(前回のブログは、ここをクリック)!
現代の防衛戦で非常に重要になるのが航空優勢の確保です。
『航空優勢って何?』と思われた方も多いとは思いますので、説明をしていきたいと思います。
航空優勢とは
各種事態が発生した場合に、空において、大きな 妨害を受けることなく諸作戦を実施できる状態
のことです。
難しい表現なので解説していきます。

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航空優勢とは
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「航空優勢とは、各種事態が発生した場合に、空において、大きな 妨害を受けることなく諸作戦を実施できる状態」です。
「航空優勢がなければ、 航空作戦のみならず陸上防衛作戦も海上防衛作戦も実施することは困難になります」
上の図は、見ると赤色の敵が進行してきた時に防衛しているものです。
陸上・海上から敵の侵攻が始まる時に、脅威になるのは空からの対応です。
想像してもらうとわかると思いますが、自分が相手の陣地に行こうとしている時に相手側の戦闘機などが飛行しているとどう思いますか?
「なかなか攻められない。攻めにくい」と思いませんか?
このように相手の侵攻を防ぐのが、航空防衛力の存在意義です。
そして、この優位性を表した言葉が「航空優勢」と言います。
相手からすれば「攻めにくい」と思わせる環境を作り出すために「航空優勢の確保」というものが必要となります。
逆のことをいうと、自分が航空優勢が確保できなければ「相手に攻めやすい環境」を作ってしまうことになります。
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航空優勢を確保するために必要なものは、まずは日本に侵攻する敵をいち早く見つけることです。
そのために、航空自衛隊は各種レーダー防衛装備品を駆使して24時間365日警戒監視にあたっています。
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南西諸島におけるイメージ図はこのような感じとなります(緑円はレーダー覆域のイメージです)。
与座岳、久米島、宮古島に固定式レーダーがあり、必要に応じて「E-767」「E-2C」という空中にレーダーを持った飛行機が飛行しており、それぞれの基地の情報は共有されています。
また、それぞれの覆域をカバーし合う形となっています。
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もし、宮古島の固定式レーダーが破壊等された場合はどうなるかのイメージ図が上の図です。
西側の警戒レーダー網に欠如される場合があります。
そうなれば、早期に侵攻機を発見することはできず、日本の航空優勢の確保が難しくなってきます。
すると「穴が開く」ことになりますので、侵攻国の海上・陸上戦力の活動が通常より容易になってきます。
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もし、以前のブログで紹介した(ここをクリック)中国のように、埋め立てなどしてレーダー基地を作るとこのようになり、相手レーダーの覆域内に沖縄が入ってしまうことになるでしょう。
今日はここまで!
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